もし会議に出席したら ページ16
スピードワゴン財団本部警備課の2班が一室に集まっていた。
1つはブチャラティ率いる私達の班。
もう１つはリゾットさんが率いる班だ。
スピードワゴン財団のセキュリティ担当がこの2つの班の役割だ。
最近、班の皆はスタンド能力を持っている事を知り、そのための警備担当なのだとわかった。
私は言ってしまえば、スティール氏のコネで入社したようなもので、この財団のトップであるスピードワゴン氏も私がスタンド使いであると知っているだろう。
この時代は治安も良くて私達が表立って動く事もないけれど、月に１度は方針を決める会議をする。
でもなぜかこの2つの班の仲は良くなくて、会議もうやむやに終わってしまう。
現に今もブチャラティとリゾットさんの無言の睨み合いが、、
｢･･･私、お茶汲みに、、、｣
｢A、逃げるな。｣
ぴりぴりとした雰囲気に耐えられなくて、部屋を出ようとした私をミスタが止める。
その時スマホの着信音が、、
私に視線が集まる。
｢すみません、、｣
｢少し気を抜き過ぎじゃねーか？｣
｢まあまあ、女の子には優しくしようよ、プロシュート。｣
健康状態も良好そうだと続けたのはAには聞こえなかったようだ。
アバッキオに部屋の隅ですませろと言われて、それに従う。
｢･･･もしもし？｣
電話をかけてきたのはドッピオ君だった。
なにやらディアボロさんが私に折り入って頼みがあるそう。
ドッピオ君とはあれから何回かあって仲良くなった。
ディアボロさんともドッピオ君の紹介で知り合った。
･･･なぜかその場にドッピオ君は居なかったけれど、、
時間も余り割く事もできないので約束の時間と場所だけを確認した。
｢･･･じゃあ、ディアボロさんによろしくね。｣
電話をきった時、全員が私を見ていた。
｢え？どうしたんですか？｣
中には私を睨みつけている人もいる。
その後、なぜか会議は滞りなく進み解散となった。
解散となったのだが、私はブチャラティとリゾットさんに引き留められた。
何でだ？
ブチャラティはともかく、リゾットさんとはほとんど話もした事がない。
｢･･･A。｣
｢何、ブチャラティ？｣
｢お前、ディアボロと知り合いなのか？｣
ブチャラティは深刻そうな顔つきで訊く。
｢うん、最近知り合ったばかりなんだけどね。｣
｢仲間じゃないんだな？｣
そうリゾットさんは訊く。
｢仲間、、知り合いの知り合いって感じです。｣
｢そうか、それだけならいい。｣
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無花果 - 続いてくれ頼む…面白いのにもったいない！！ (8月25日 15時) (
レス) @page22 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
mare 1309 - この作品とっても好きです！！！！！とっても良いところで終わってるので忙しく無ければ更新してくださるととても嬉しいです！ (2022年12月18日 7時) (レス) @page22 id: a86a15f2bd (このIDを非表示/違反報告)
月華雪(プロフ) - この作品好きなのですが……。もう終わってしまったのですか？悲しいです。 (2017年5月1日 18時) (レス) id: cc6c105bde (このIDを非表示/違反報告)
姉がうるさい - 面白いです！ 更新頑張ってください！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: a4cdad4bd7 (このIDを非表示/違反報告)
薄紅梅(プロフ) - クロガネ@センガザキさん» 更新のペースが遅いですが、これからもよろしくお願いします。 (2016年4月9日 22時) (レス) id: aba18490cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄紅梅 | 作成日時：2015年10月4日 0時
