第２話 ページ3
「ご心配をしてくださりありがとうございます。でも大丈夫です。多少の人でしたら戦って倒しますから」
ふわりと微笑んだ。
作り笑顔だけどね？初対面の人に愛想なしって人としての印象を悪くしてしまうからね。
「銀ちゃん！！」
美少女さんが何やら銀髪さんにお願いし、銀髪さんはうーんとうなっている。
「はあ、女を外で寝かすわけにもいかねーし、しょうがねぇか」
「ありがとう銀ちゃん！」
「住むところ見つかるまではうちにいていいぞ」
「え？」
「その代り、しっかりとこき使うからな？」
「あ、ありがとうございます！」
やっぱり最初の印象からも思ったけどこの人たちは優しい人たちだ。なんとかしてくれようとするのが伝わってくる。
「俺は坂田銀時。銀さんでも銀ちゃんでも好きに呼んでくれ」
「私は神楽ヨ！」
「銀さんに神楽さん？」
「さんって歳でもないからちゃんがいいアル！」
「じゃあ神楽ちゃん。私は花江Aと申します。不束者ですが、どうかよろしくお願いいたします」
ペコリと頭を下げた。
「お〜Aな」
いきなり呼び捨てかい！別にいいけど。
「今日は一緒に寝るアル！」
「やめとけ、押し入れに二人は入らん」
「寝るとこねーから俺と同じ部屋でも大丈夫か？」
「かまいません」
「そんな！銀ちゃんにあんなことやこんなことされちゃうよ！」
「するか！第一押し入れにはお前がいるだろうが！」
「あっそうだったアル」
二人ともにぎやかな人たちだ。とても微笑ましい。
「今日は休みだけど新八ってやつも一緒に働いてるから今度紹介するわ」
「はい。お願いします」
「それにしても、なんで江戸に来たアルか？」
「面倒を見てくださっていた方が亡くなってしまったので、一人となり上京してまいりました」
「そうか、悪いこと聞いたな」
「いえ、気になさらないでください」
「それじゃあ今日は私たちが江戸の街を案内してあげるヨ！」
「それは助かります」
ほんとに助かる。今のままだと正直右も左もわからない状況だったし。
「銀ちゃんもいくアル！」
「へーへー」
二人はササっと準備を終わらせ、外に出た。
「あそこの団子はうめーぞ〜」
途中で銀さんおすすめの団子屋に立ち寄り、三人で団子をほうばる。
あっほんとにおいしい。
「おやじ、俺にも団子頼む」
お客さんがやってき、、た？
「税金泥棒が何の用アルか？」
最も会いたくない人物に会ってしまいました。
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いずみ(プロフ) - 沖田夕重さん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新ですがこれからも読んでくださると嬉しいです！ (2019年3月25日 20時) (
レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
沖田夕重(プロフ) - とても面白いです！夢主ちゃんが憎めなくて魅力的なキャラだと思います。更新頑張ってください！ (2019年3月25日 20時) (レス) id: e33e8487ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2019年3月5日 16時
