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第1話 ページ2

「はあ、やっぱ江戸は人が多いわ」

独り言をもらしながら歩くといつも通りたくさんの視線を感じた。

はあ、またか。

いくら私が可愛いからってみんな見すぎでしょ。

別にいいけどさ、この世は見た目がすべてだし?

美しいものはこうやってみられる運命だろうしね。

ミツバ姉さんなき今、自分で頑張らなきゃ。そう思って江戸に出てきたのはいいんだけど…

何をしたらいいのかしら?とりあえず泊まる場所かしら?

考えながらしばらく歩いていると【万事屋】と書いてあるところを見つけた。

万事屋って何でも屋だよね?何でもしてくれるのかな?

寝る場所とかも見つけてくれたりしないかな?

そんな期待を持ってピンポンを押した。

「はーい、今出ますヨ〜」

中から間延びしたかわいい声が聞こえてきた。女の子の声だな。

ガラガラガラ

扉を開けて顔を出したのはサーモンピンクの顔に大きな青い瞳の女の子。

うわっめっちゃかわいいじゃん。

かわいいは正義の私からするとこの子は正義だわ。

「!?」

その子は驚いた顔をするとなぜか慌てて中に戻って行ってしまった。

「銀ちゃーーーん!!めっちゃ可愛いボンキュッボンのねーちゃんがいるぅぅ」

「なんだと!?」

中からバタバタと音がして一人の男性が出てきた。

「うお!?マジじゃん。って、お客さんか。どうぞ」

と、中に案内してくれた。

「失礼します」

中に入るとソファーに促されたため、座った。

正面には銀色の髪の人、そしてなぜか床に座りキラキラとした目で見ているさっきの美少女さん。

「で、要件は?」

ふあーとあくびをしている銀髪さん。目はばっちりと私の胸にくぎ付けだ。

やれやれ、これだから男は。でも着物って胸が大きいと太って見えるから嫌なんだよね。

「質問なのですが、万事屋とは何でもしてくださるのですか?」

「限度はあるけどな?」

「でしたら、お願いです。この辺で住める場所を探しているのですがどこかいいところはありませんか?」

「あー、悪いけどそーゆうのは専門外なんだよな〜」

「そ、うでしたか」

やっぱり無理か〜。

今日はその辺の公園ででも寝るかな?寒いかな?

掛け布団か何かを買えば大丈夫かな?

「すみません。ではもう一つ、このあたりで布団を変える場所を知りませんか?」

「まさか外で寝る気か?」

「他にあてがないので」

「銀ちゃんひどいよ!こんなかわいい人はその辺の狼どもに食われちゃうよ!」

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いずみ(プロフ) - 沖田夕重さん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新ですがこれからも読んでくださると嬉しいです! (2019年3月25日 20時) (レス) id: ce54617277 (このIDを非表示/違反報告)
沖田夕重(プロフ) - とても面白いです!夢主ちゃんが憎めなくて魅力的なキャラだと思います。更新頑張ってください! (2019年3月25日 20時) (レス) id: e33e8487ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いずみ | 作成日時:2019年3月5日 16時

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