花魁させて頂いていた夜兎族です【神威】

第42話 ページ44

鬼兵隊の艦内





「鬼兵隊の皆様、当面の間よろしくお願い致します」






鬼兵隊への挨拶を済ませると







「春雨のむさ苦しい男たちのお部屋は

　この私がご案内します

　美しいAさんのお部屋は

　そこの猪女がご案内します」







「アンタ本当に死んで欲しいっす

　…行くっすよA」






武市へ暴言を吐き捨て






部屋へと歩き出す






「お願いします。木島さん」






後ろをついて歩いていく






春雨の本艦ほどではないが結構広い






「また子でいいっすよ、歳も近いし

　あ、ココ風呂っす

　一応シャワーは各部屋にあるんで

　男女共通なんで気をつけるっす」







歩きながら途中の施設を紹介してもらう






廊下を曲がった先の角部屋







「ここっ……晋助様！！！」






彼女が走って行った先に晋助の旦那がいた






「ｸｸｸｯ…来たか」






「お世話になりんす。晋助の旦那」







「荷解きしたら部屋に来い、

　今回の仕事の話でもしながら

　酌に付き合ってもらいたい」






「えぇ、喜んで」






「晋助様！それなら私もご同行するっす！！」








「今回の頭2人だけにしてくれ」








「……了解っす」







残念そうなまた子に少し申し訳なさを覚えた






「それじゃあ荷解きしてそちらへ伺います」







そう伝えると2人は廊下を歩いて行った






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