イナイレ〜 私達の呪われた学校

３５話　午後６時半　　　 ページ37

.




温) 守、おかえり。
　 あら、豪炎寺君？いらっしゃい！

豪) 何も…ない？

温) ん？どうしたの？





キッチンにはいたって普通だったのだ
窓を確認したが、何かがついている様子はない

幻覚だったのか？だとしたら相当疲れている
…ただ、さっきの出来事を見てしまったせいで、自分が正常じゃなかったとしても
何もおかしくないような気がしてしまった
　



円) なっ…なんでもない！
　 ほら、豪炎寺！

豪) あ…あぁ…。
　 (さっきのは…いったい…。)







―― 下校道/午後６時半 ――
　
　



夢の事を話して何分たっただろう
暗くなった空が帰宅を促している
　


吹) もう暗いね…
　
ミ) あ、ほんとだ
　 レディー達をこんな暗い所に立ち止まらせて、いけない子だねエスカバ

　
エ) 俺かよ
　 ってかレディー「達」ってなんだよ。

ミ) 俺とAに決まってるじゃん

エ) そんな「当たり前」のような顔すんなよ
　 第一お前に女らしさとか欠片もねぇだろ

バ) そうだろうか、ミストレはよく女装をしているから不思議でもないだろう

吹) ………。え？そうなのミストレ君

ミ) あはは、いや冗談だって
　 ね、バダップ？

バ) まぁ冗談にしておこう




あ) もう完璧冗談じゃないじゃん！

吹) まっ…まぁまぁ…

ミ) …あ、それだけ俺を見てるって事だねバダップ！

バ) よく俺の所に来るからな

ミ) あ、そっか

あ) うん。ミストレ置いてこう
　 さあみんな帰るよ〜〜〜〜





――――――――――――――――――…………・・・・





　
― 円堂家/同時刻 ―
　


ずいぶんと食事が出てくるのが遅かった
気が付けば30分経っている

リビングとキッチンは繋がっているのだが、
間のドアを閉めているので、様子がわからない。



　
円) かあちゃーん？おーい

豪) …返事がないな

温) おまたせ〜

円) やっとかぁ〜
　 …って、あれ？メシは？

温) だしが出来たからこれから作るのよ

円) え！？だしに３０分もかかるのか…
　 腹減ったぁ…

温) 特別なだしだったから
　 …ごめんね、守、豪炎寺君

豪) 大丈夫です

温) まぁ時間もかかるわよねぇ






円) ……かあちゃん？


　
　
　









温) だって人間でつくるんだもの
　
　
　
,

３６話　母→←３４話　火事の正体

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す