人を超越した者 ページ29
松岡｢...十分程度で本土から結構離れたが、早速相手の銃が見えるな。遠くから撃つ気か？｣
佐間｢いや、近づいてきている。...まさか弾を踏み台にするわけじゃないな？｣
英智｢そんな人知を越えたこと、渉にしかできないよ｣
佐間｢さらっと同級生化け物扱いしてんぞ、こいつ｣
松岡｢...俺なら行ける。問題は弾を海に蹴り落とすか否か...でも不衛生だし...｣
佐間｢人外行動起こす上に自然への優しさも欠けていない！？後輩怖すぎるよねえ！！！｣
｢船上で叩き落とす？｣
松岡｢それだ！鉄も混ぜた最早木刀とは言えないそれなら、きっといける！｣
｢...ただし全部は叩き落とせないかもね。麻美なら出来ただろうけど｣
日和｢ひえっ...わっ｣
｢ごめんね。藍輝をお願い。｣
日和｢...わかった。僕らは船内にいるね｣
佐間さんだけは船内で僕たちを守ってくれるようだ。外は二人だけ
松岡｢ちょっくら行ってくる！｣
｢コトバ、アサシンクラスのバランスを意識して。私はソードクラスの精神集中を意識するね｣
松岡さんは宣言通りに敵の銃弾を使って海を渡り、見事に向こうの船に着地した。Aの方でも魔法が起きたのか、一瞬で銃弾が切られている
佐間｢オイオイオイ...あの麻美は...近藤とかいうガキは何を教えやがったんだ！？｣
｢...ふう。｣
ただ、少し掠り傷はある。それでも人知を越えたあの技にみとれてしまい、気がついた頃には松岡さんも戻っていた
英智｢大丈夫ですか。｣
松岡｢船はそのまま。見せしめってやつだ｣
｢悪趣味な男。空からの襲撃は？｣
松岡｢ない。あの国は空中より海上を優先したからな｣
｢確かにね...海から敵国の船が来ているとも言うし。空中から迎え撃って、全員焼いてしまえばクエストも完了するのに。｣
松岡｢誰しもがお前みたいな頭脳派じゃないんだよ。｣
日々樹｢...驚きました。Aさん暴力派ではないのですね？｣
｢ねえねえ、一人殴っていい？この木刀でぶん殴っていいかな？？？｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2019年12月7日 5時
