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「...名前さ、一つしか思い付かなかったんだ。」
零「む?」
「他にも候補はあったはずなんだけど、その名前が思い浮かんだ瞬間に...こう、ぽんって消えちゃってね...」
零「...その名前、後で聞いてもいいかのう。」
「うん、いいよ。なんなら私から皆に伝えるよ?」
零「では荷物を運んでから皆を呼ぼう。日和にも許可は取っておる」
「さっすが零だね。」
荷物を自分専用の部屋に置いてから、3-Bで暇な人を全員呼んでみた。仲がいい人だけ合流できたため、なんだか懐かしいようにも思えた。
月永「お?もしかして思い付いたのか?」
「そうなんだけど...その一つが思い浮かんだら、他の名前を忘れちゃってね。紙に書いたんだけど...」
鬼龍「...藍に輝で...藍輝(あいき)?」
「うん。...どう、かな」
青葉「すごくいいです!俺たちが考えたものよりいいですよ。」
「皆も考えてくれたんだね。」
零「うむ。合計50の名前がびっしりとな」
私が名前を読み上げようとした瞬間、全員目をそらし始めた。...某弟の名前が書かれていたり、某妹の名前が書かれてたり...なんか恐ろしいオーラが漂うものまで...
「ぜ、全員いい名前...だね」
仁兎「慰めないでくれ...うっ...」
日々樹「私の名前は良いでしょう?」
「友也って人の名前でしょ」
日々樹「おっと、バレてしまいましたか...☆」
「普通にバレるわ。」
でもみんなが一生懸命に考えてくれた名前だ。この紙を大事にしていたい
「持ってても...いいかな。」
青葉「はい。...人には見せないでくださいね?」
「う、うん...なるべく頑張るね...」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年12月4日 9時