不器用 ページ35
彼はとても不器用。私に想いを伝えたいのか伝えたくないのか、よくわからない。
仕方ないから私は、自分から告白することを決めました。決めなければいけなかったんです。時間がなかったから
「...好きだよ」
虚「えっ」
「だから、好きだって言ってんの。ほら、この買い物袋持って先に戻ってて」
犬のように喜んでた。正直可愛かったけど、私は声に出さないようにした。
事は数時間前に遡ります。私はとある人物から呼び出されました。莉愛、彼にです。彼は私に「僕の目標のために死んでほしい」と言いました。当然私は断る。そんなものに協力したくないから。そしたら彼は「いつでも彼らを殺すことはできる」、そう言ってました。今考えれば、私は過保護すぎたのかもしれない。死ぬことを選んだのだから。
そして死ぬ前に私は、彼に想いを伝えれた。どんな形であれ、それが嬉しいと思える。
そして私は生きている。彼らに助けられたから。これでは丸で逆ではないか。でも嬉しかったのです。病室で言ってくれた、あの言葉も
虚「...Aさん、私はずっと...貴女を守りますから」
「...ありがとう。虚。私も...」
あなたを守る。改めてそう誓いました。
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琲世(プロフ) - 銀時「えっ、マジでこんなに読んでくれてる人いるの?...銀さんモテてないのに、なんか涙出てきたわ...ありがとな...でも財布寂しいので何もあげれません.」 (2018年2月27日 23時) (レス) id: 7a68657f39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琲世 | 作成日時:2018年2月13日 16時