【ｳﾞｧﾘｱｰ編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります４【REBORN】 (ページ8)

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第２０８話激しい痛みページ8

その途端、堰(せき)を切ったかのように痛みが溢れ出してきた。

貴｢っ･･･！｣

ズキッ──ズキッ──ズキッ──･･･！！

脈打つ度に痛みが全身に巡っていく。

だけど──まだ、耐えられる･･･！

そう思い、徐々に酷くなる痛みで集中が切れそうになりながらも、ポールに狙いを定めて弾丸を放った。

ズキッッ──･･･！！！

貴｢うぐっ──･･･！｣

弾丸を放った途端、全身に走る痛み以上の激痛が胸元に走った。

あまりの痛みに胸元をギュッと握りしめ、うずくまる。

握りしめた服からじんわりと滲み出してくる血液──･･･。

──ヤバい･･･傷口が･･･！！

前までは、どんだけ動いても傷口が開くことはなかったのに･･･！

ｱﾙﾀﾞ｢うぅっ･･･なに、してんのよ･･･危うく･･･下敷きに･･･なるっ、ところだった･･･じゃない･･･｣

アルダの言葉的にポールは倒れたのだろう。

だけど、毒のせいなのか、傷のせいなのか──･･･落ちたリングを拾いに行けるほど、私にゆとりはなかった。

貴｢うっ･･･あ゛ぁっ･･･！！｣

さっきまで動けていたのが嘘かのように、私はただ耐え難い痛みに悶えることしか出来なくなっていた。