【ｳﾞｧﾘｱｰ編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります４【REBORN】 (ページ29)

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第２２９話帰り道ページ29

貴｢んーっ･･･あ〜･･･疲れたぁ〜っ･･･！｣

祝勝パーティーの帰り道、私は師匠の隣を歩きながら、背伸びをして大きく息を吐いた。

ﾙｶ｢あれだけはしゃげばそりゃあ疲れるわよ。だけど、いい気分転換にはなったんじゃないかしら？お寿司、すごーく美味しかったし｣

貴｢ビアンキのポイズンクッキングは余計だったね･･･ソドムも治癒術(ちから)使いすぎて疲れて寝ちゃったし｣

ﾙｶ｢確かにビアンキちゃんの料理入らなかったわね。ソドムったら、後半はAの前なのに猫かぶるのもやめてキレながら力使ってたもの｣

師匠の背中に乗ってスヤスヤと寝息を立てているソドム視線を向ける。

今見せてるあどけない寝顔からは想像もできないぐらい罵詈雑言がポンポン出てたもんな〜･･･。

その時、私はソドムの豹変具合に驚いてたけど、師匠はいつもこんな感じよ？と言わんばかりの反応をしてたっけ･･･。

ﾙｶ｢にしても･･･凄かったわね〜、ゴクデラって子。今から未来のファミリーについて熱く語ろうとしてたなんて｣

貴｢あぁ･･･アイツは気が早いから──沢田の事だって、まだ“候補”でしかない段階で“１０代目”！って呼んでるぐらいだし｣

ﾙｶ｢ふふっ、それもそうね。──だけど、ちょっと興味あるわね。あのへなちょこな後継者が１０代目の、未来のファミリー｣

──未来のファミリー･･･か、確かに気になる。