第２２０話 増援 ページ20
ﾏｰﾓﾝ｢総勢５０名の生えぬきのヴァリアー隊が、まもなくここに到着するのさ｣
了平｢何を言っている！！｣
驚きの発言──どうやら結果がどうであれXANXUSは私たちの関係者を全て片付ける精鋭を向かわせていたのだ。
その事実を知ったチェルベッロのお姉さんの１人が静止しようとする。
だけど、それを“知らねーよ”と一蹴し、ベルフェゴールがそのお姉さんに攻撃を加える。
それを見たもう１人のチェルベッロのお姉さんがヴァリアー側を失格として観覧席の赤外線を解除する、とポチッとボタンを押す。
だけど、マーモンが細工をしていたらしく解除ができていなかった。
──増援は、期待できない。
獄寺｢くっそう！！こうなりゃオレ達だけでやるしかねぇ！！｣
──やるしかない･･･！
そう思って詠唱をしようと身構えた時、背後に気配を感じた。
ｸﾛｰﾑ｢！え･･･誰か･･･来る･･･？｣
ボソッと聞こえたクロームの声を聴きながら、私は後ろを振り返った。
貴｢──っ･･･！？ねぇ！後ろ！｣
了平｢おい！｣
獄寺｢あれは！｣
そこにはヴァリアー隊と思わしき人物が３名立っていた。
ﾍﾞﾙ｢ナイスタイミーング、待ってたぜ｣
ｳﾞｧﾘｱｰ隊1｢報告します、我々以外のヴァリアー隊、全滅！！｣
ベルフェゴールの言葉を皮切りに、バタリと倒れたりよろめいたりするヴァリアー隊。
それは、確実にその場にいた全員に衝撃を与えたように見えた。
ｳﾞｧﾘｱｰ隊1｢奴は強すぎます！！鬼神のごとき男がまもなく･･･、！！げげ！！｣
??｢
黒い何かがものすごい音と風圧と共に、その声は
この技･･･まさか──･･･！！
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2022年3月1日 16時
