【ｳﾞｧﾘｱｰ編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります【REBORN】 (ページ10)

今日:65 hit、昨日:1 hit、合計:20,021 hit

第６０話女子供は避難ページ10

ドゴォォン──ドゴォォン！！

轟音を立て斬撃を飛ばすロン毛──逃げ惑う人達･･･。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢女子供は避難するぞ｣

京子｢リボーン君･･･！｣

京子をつんつん、とつついてコソッと耳打ちするリボーン。

女子供だと私も含まれちゃうよー、リボーン。

貴｢ねぇ、リボーン･･･それだと──｣

ﾘﾎﾞｰﾝ｢京子達が逃げてる先で狙われねーとも限らねぇからな。ツナが命を張って守ろうとしたほどの奴だ。一緒に逃げてお前が守ってやれ。ある程度離れたら戻ってきていいぞ｣

それだと私が戦えない──そう言おうとした矢先、リボーンに耳元で釘を刺される。

･･･そういう風に(沢田の事を)言われると、弱いんだよなぁ･･･。

貴｢──安全なところに連れてったらすぐ戻る･･･。──京子ちゃん、イーピンちゃん、コッチ！｣

リボーンにだけ聴こえるように呟いたあと、京子とベン髪の女の子──イーピンの背中を押す。

前を走り出した２人を見たあと、ふと沢田の方を振り返る。

そこにはやっぱり、剣を振りかざしているロン毛がいる訳で──･･･。

──無事でいて。

そう願いながら目を閉じ、前を向いて２人を追いかけるように走り出した。