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第９６話 言い逃れ ページ46
あの後、各々帰って行ったけど──･･･。
獄寺｢おい、神影｣
貴｢なに？｣
獄寺｢なんでテメェがハイブリット相撲大会知ってんだよ｣
皆と別れ、獄寺と２人きりになった瞬間にそんなことを言われた。
うわぁぁ、なんでそういう痛いところついてくるのかな〜･･･！
貴｢･･･あー･･･、京子ちゃんに聞いた。夢中になってるんだって｣
あはは〜、と苦し紛れに言い訳を口にする。
もしこれで疑われたらもう言い逃れできないぞ〜。
獄寺｢あぁ、笹川か｣
あれ･･･すんなり納得してくれた。
獄寺｢･･･なんとも思わねぇのかよ。
アレ･･･リング争奪戦で闘ってた事だろう。
なんて答えるべきかな･･･。
貴｢･･･誰にだって闘わなきゃいけない時はある。･･･そこに関しては、何も｣
とりあえず、私が
無闇やたらに私が
獄寺｢そこに関しては？｣
貴｢──ヴァリアー側が味方を撃ったのは──胸糞悪かった｣
ギリッ･･･と唇を噛み、力強く手を握りしめながら吐き捨てるように呟く。
弱者は消す──そんな、クソみたいな人達に負けたくない。
そう、思いながら。
獄寺｢──･･･！そうかよ｣
第９７話 まさか── 獄寺side→←第９５話 ハイブリット相撲大会
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2021年12月8日 21時
