【ｳﾞｧﾘｱｰ編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります【REBORN】 (ページ33)

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第８３話不吉な着信ページ33

その日の修行が終わり、自宅へ戻ろうとした時──。

Prrrrrrr

ケータイの着信がその場にひびき渡った。

ﾙｶ｢A、ケータイなってるわよ｣

貴｢あ、ホントだ｣

画面を確認すると、そこには家光さんの文字が──。

家光さんからの電話なんて珍しい･･･。

いつもなら、直接話したいからってどこにいたとしても会いに来るのに･･･。

──まさか、家光さんの身に何かあったんじゃ･･･。

そう思いながら応答ボタンを押し、ケータイを耳元へあてた。

貴｢──家光さん、無事ですか！？｣

家光『俺は無事だ。それより、大至急“雷”の守護者の元へ向かってくれ。ヴァリアーが日本に到着した』

貴｢──！ヴァリアーって･･･あのヴァリアーですか？｣

ヴァリアー･･･。

ボンゴレファミリーの内部にある、９代目の息子であるザンザスがボスを務める、暗殺部隊だ。

──以前、私がスカウトを受けた場所でもある。

ただ、スカウトを受けて即座に断ったから、内情まではよく知らないけど。

でも、かなりの強者揃いだと聞く。

貴｢──分かりました。すぐ向かいます｣

ピッ、と通話を終了した瞬間その場を走り出す。

ﾙｶ｢A！？｣

貴｢ごめん！先戻ってて！｣

それだけ言い残し、私は場所も、誰なのかも分からない雷の守護者の元へと走り出した。