【ｳﾞｧﾘｱｰ編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります【REBORN】 (ページ4)

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第５４話奈落に落とすぞページ4

ツナ｢ひぃぃぃぃっ、たっ、たすけ──｣

貴｢“アビス・ショット！！”｣

ズドォン！

沢田の声をかき消すかのように辺りに反響する地響きのような轟音。

普通の銃声より遥かに音が大きいのは私の“妖力”を込めた弾丸だからだ。

??2｢ぐっ──･･･！！｣

私が放った弾丸は、沢田の胸ぐらを掴んでいた男の肩を貫いていったようだ。

顔を顰めて沢田から手を離し、拳銃を握った手で傷口を抑えている。

貴｢ねぇ、あんたらさ･･･誰の許可を得て沢田に手ぇ出してんの──･･･？｣

ツナ｢み──神影さんっ･･･！？｣

ガサガサと音を立てながらけもの道から出て、近くにいる沢田の元まで歩み寄る。

そして、敵に銃口を向けこう言い放った。

貴｢──Cadere nell'abisso(奈落に落とすぞ)！｣

追撃で残りの２人も同じように轟音を鳴り響かせて弾丸を撃ち込む。

急所を外しての狙撃──だけど確実に行動不能になるように！！

その弾丸は、吸い込まれるようにしてマフィア軍団全員に命中する。

狙い通り急所は外れているけど、ウィークポイントに普通じゃない弾丸を当てた。

しばらくは痛みでろくに体を動かせないだろう。