【ｳﾞｧﾘｱｰ編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります【REBORN】 (ページ16)

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第６６話思わぬ来客者ページ16

──家光さんの訪問から３時間後･･･。

結局あの後寝れずじまいで時間だけが過ぎてしまった。

横になりながら２つのリングを指の間で挟めるようにして手を前に掲げるようにして眺める。

貴｢──自分の力を媒体にして作られた力を持った相手･･･か。･･･複雑過ぎだろ･･･｣

ハァ･･･とため息をついたあと、腕をダランと下ろし目を閉じる。

でも、１人だけ成功したってことはその他にも被検体になった人はいるってことだよな･･･。

１人だけ成功した──つまり、その他の人は･･･失敗したということ。

──そう考えていた瞬間

手や足についていた枷(かせ)、そして身体中に張り巡らされた管の感覚がまだ残ってるような感覚に陥る。

貴｢っ──！！｣

ガバッと体を起こし、自分の手首を触る。

貴｢･･･気の、せいか･･･｣

ハァァァァ･･･と息を吐いて、もう一度ベットに横になる。

このまま、今日学校休んじゃおうかな。

そんなことを考えながら目を閉じていると──

??｢堂々とサボろうとしてんじゃないわよ、A｣

頭上から聞こえてくる聞き慣れた声と共に、ゴンッと頭を何かで叩かれる。

貴｢いﾞっ──！？し、師匠･･･！？｣

再び体を勢いよく起こすと、やっぱりと言うべきか──そこには師匠であるルカさんが、ピストルを片手に立っていた。