第５６０話 言い合い ページ10
その後、沢田の言葉で本題に入った。
どうやら、昨日１０代目の継承式を邪魔しようとするチンピラマフィアに沢田が襲われたらしいのだ。
継承式まで同じことが起こるかもしれないからみんなで
それぞれの担当場所を言い放った獄寺。
だけど、シモンファミリー･･･いや、青葉紅葉というメガネの人は反対みたいだ。
客人の僕達までそんなことをしなくちゃいけないんだ、というのが青葉の意見だ。
獄寺｢なに！？｣
了平｢貴様ッ｣
青葉の言葉を聞き、反応を示す２人。
あー、これって･･･。
獄寺｢ボンゴレ傘下のファミリーがボンゴレに協力すんのは当然だろーが！！｣
紅葉｢傘下に入った覚えなどないわ！！せめて同盟と言え！！結局バカチン共が！！｣
了平｢なにを！！｣
売り言葉に買い言葉──立ち上がって言い合う２人と、バカチン共という言葉に反応する了平さん。
あーあー･･･また注目されちゃうよ、それじゃなくても裏社会の話してるって言うのに･･･。
貴｢ちょっと２人共･･･｣
ｱｰﾃﾞﾙ｢静まれ紅葉！｣
私が止めようとした時、アーデルハイトが口を開いた。
それと同時に、ピタリと言い合いが止まる。
立ち上がっていた青葉も少しひっかかりながらも着席した。
すごいな･･･リーダーか？この人。
ｱｰﾃﾞﾙ｢ここにいないメンバーとも相談したい。考える時間が欲しい｣
獄寺｢あ･･･あぁ｣
獄寺もアーデルハイトの実力に気付いたのか、少しつっかかりながらも返事をする。
シモンファミリーが話を持ち帰ることになったため、この場は解散となった。
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2023年11月5日 13時
