第５９４話 島 ページ44
翌日──
準備を終え、沢田の家に集合した私達は目的の島をめざし船に乗っていた。
了平｢船が止まったぞ｣
ﾘﾎﾞｰﾝ｢シモンのアジトがある地点についたようだな｣
ツナ｢えっ、でも･･･何も･･･見えないけど｣
船が止まり動かなくなったが、辺りには何も無かった。
あてが外れた？
ﾘﾎﾞｰﾝ｢無駄足だったみてーだな｣
ツナ｢そんな･･･、！？まぶしい！！なんだ！？｣
沢田が落胆している時、沢田の顔にチカチカとまぶしい光がさしていた。
水面が光っているかと思えば、空間にヒビが入っていく。
そして──島が、見えた。
でも、なんで急に島が･･･？
了平｢よく分からんがすんなりと発見できたな！！極限にラッキーではないか！！｣
ﾘﾎﾞｰﾝ｢･･････、オレにはわざと姿を現したように思えるがな｣
ツナ｢エンマ達が･･･誘ってるんだ！！｣
島が現れてもなお、チカチカと導くようにこちらを照らす光。
それを見て沢田がグッと力を込めるように言った。
了平｢なに！！｣
獄寺｢奴ら、自信満々って訳か！！｣
貴｢用心していこう｣
沢田の言葉に、気を引き締める面々。
だけど、ランボは違ってあの海のところで遊ぶ！とルンルン気分で船絡みを乗り出そうとしていた。
まぁ、この歳で状況を理解しろって方が無理か。
獄寺はそんなこと関係なしに頭ごなしにランボのことを怒っているけど･･･。
そんな時──急に振動が来て船が揺れる。
どうやら、船底が海底にこすったようだ。
ここから先は進めそうにない。
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2023年11月5日 13時
