【シモン編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります１１【REBORN】 (ページ38)

今日:3 hit、昨日:31 hit、合計:3,234 hit

第５８８話負ける訳にはページ38

了平｢何より驚かされたのは古里炎真だ。まさかあれほど大人しくて虫も殺せなさそうなやつがシモンファミリーのボスだとは･･･｣

ﾘﾎﾞｰﾝ｢山本は、その“まさか”のスキを突かれてやられたことを忘れんな｣

リボーンの一言に、皆押し黙る。

確かにそうだ･･･そうじゃなければ、山本がそう簡単にやられるわけが無い。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢これからお前たちはシモンと戦い、命(たま)の取り合いをしなくちゃならねぇ。その時、ちゅうちょなく紅葉やSHITT・P!、美園にエンマと戦えるんだろうな｣

アイツらと･･･闘う･･･。

私、炎真達が立ちはだかった時──ちょっとだけ技を出すのをちゅうちょしちゃってたんだよな･･･。

だから、技の威力も落ちてたわけだし･･･。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢ツナはどうなんだ？｣

ツナ｢オレ･･･あれから何度も考えたんだけど･･･やっぱり、エンマ達が言ってたようなひどいことをI世(プリーモ)がしたとは思えない･･･。なにか誤解があるはずだよ。それを解きたいんだ･･･だから、負ける訳には行かない！！｣

リボーンの問いかけに、沢田は強い意志を持って答えた。

獄寺｢その通りっす！！ぶっ飛ばしましょう！！｣

貴｢ちょっとためらってたけど･･･沢田がそういうなら｣

了平｢全くだ！！極限に勝つ！！｣

みんなの意見が噛み合い、熱を灯した。

ﾘﾎﾞｰﾝ｢うむ、覚悟は出来たみてーだな｣

ﾀﾙﾎﾞ｢その覚悟が本物かどうかわかるのはこれからじゃ、覚悟が本物ならばこいつらが応えてくれるはずじゃ｣

私たちの言葉を聞いたであろうタルボが、カラカラと荷台を押して私たちの前に現れた。