【シモン編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります１１【REBORN】 (ページ37)

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第５８７話信じられんページ37

澤田の答えを聞き、タルボは地下室でボンゴレリングのバージョンアップを始めると話した。

そのため、私たちは休めとお達しが出る。

とある部屋の一室で、手当を済ませた私達は大人しく待っていることにした。

雲雀さんは隣の部屋にいるみたい。

了平｢･･･頭ではわかっていてもいまだに信じられん。まさかあの青葉紅葉が敵に回るとは。紅葉とはわかりあえたと思っていたのに･･･あのスポーツマンシップは嘘だったのか｣

獄寺｢それを言うならSHITT・P!もだ。変わったヤツだし人間じゃねーが、素直ないいやつだと思ってたんだ･･･まさか、殺しに手を貸すUMA(ユーマ)なんてよ･･･｣

静寂が包んでいた部屋で、ポツリポツリと話す了平さん。

その言葉を皮切りに、獄寺も胸の内を吐き出す。

獄寺のやつ･･･SHITT・P!のことＵＭＡだと思ってんの？

了平｢鈴木アーデルハイトにしてもそうだ。あの凄まじいほどの気迫は粛清委員会にかけているからこそのものだと思っていた｣

了平さんは獄寺のＵＭＡ発言にも動揺することなく話を続けた。

獄寺｢大山らうじも子供が好きなのんきな奴ぐらいにしか思ってなかったし、水野薫にいたっては練習で泣きやがったから･･･純情野球バカだとばかり･･･｣

貴｢それを言うなら美園エリカもだよ。名前のせいでいじめられる少し気弱なやつだとしか思ってなかった｣

みんなの言葉に私も思ったことを伝えた。

思い出すのは、男子に囲まれて暴言を吐かれていたあの光景。

言い返しもせず、うつむいてその場をやり過ごそうとしていた彼の姿。

本人の言葉と照らし合わせても、いじめられっ子だったことには違いなかった。