【シモン編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります１１【REBORN】 (ページ20)

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第５７０話沢田の判断ページ20

貴｢･･･じゃあ、継承式の時になれば犯人を捕まえられるんでしょ。今からその対策を──｣

ﾘﾎﾞｰﾝ｢もっとも、行われればの話だがな｣

私が対策の話をしようとした時、リボーンが話をさえぎった。

行われれば？

了平｢行わ･･･れれば？｣

獄寺｢何を言ってるんです？｣

私と同じことで疑問を持った皆──そんなみんなに、リボーンはこう言った。

沢田はボンゴレボスを継がないと決めた。

継承式は──中止だ、と。

それを聞いて、みんなも驚きの表情を見せながら沢田を見つめた。

やっぱり･･･沢田、断ってたんだ･･･。

乗り気じゃないのは、知ってたけど･･･。

となると、犯人は捕まえられないってことになるな。

獄寺｢じゅ･･･１０代目･･･｣

了平｢沢田･･･？｣

貴｢･･････｣

私達は、沢田を見つめる。

うつむいたままの沢田──だけど、握っている手がわずかに動いたのが見えた。

ツナ｢オレ･･･９代目に継承式を開いてもらう｣

貴｢！｣

沢田の言葉に、驚きを隠せない。

嫌がってたはずなのに･･･。

ツナ｢犯人はきっとまた、オレの友達を･･･仲間を襲ってくる。それだけは許さない！山本をあんな目にあわせたやつを･･･絶対に捕まえるんだ！！オレは継承式に行く！！｣

そう言いきった沢田の目には、強い意志が宿っていた。