【シモン編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります１１【REBORN】 (ページ13)

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第５６３話美園の追っかけ？ページ13

美園｢･･･よい･･･しょ･･･それで大丈夫･･･｣

そう言いながら倒れ伏した男たちを拘束し、たれてきた汗を拭う美園。

私はその光景をぼーっと眺めていた。

美園｢ごめんね、神影。手間取らせちゃった。助かったよ｣

ひと仕事終えたかのような様子の美園の視線がこちらに向いた。

貴｢いや、私は別に･･･ていうか、この人たちって･･･？｣

美園｢あ〜･･････、僕の追っかけ？みたいな感じ｣

濁すような言い方に少し違和感を覚えたけど、そこら辺は詮索(せんさく)しないで欲しいところなんだろう。

そう思い、深くは聞かなかった。

貴｢ていうか、アンタも妖術使えるんだね。驚いたよ｣

美園｢“あんたも”ってことは･･･神影も？｣

貴｢うん、同じ技出そうとしてた｣

疑問だったことを聞くと、案の定の答えが返ってきた。

妖術使える人、いたんだ。

貴｢で、どうする？コイツら見るからにアンタを狙ってたっぽいけど･･･沢田たちに報告する？｣

美園｢ううん。しなくていいよ、ボク狙いだったし。ボクが片付けておくから警護に戻って｣

貴｢･･･わかった｣

美園の人を寄せつけないような態度が気になったが、ここは食い下がる必要は無いだろう。

私は、美園の言う通り引き続き警護をすることになった。