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第５６１話 警護 ページ11
その後、獄寺から電話でシモンファミリーは沢田の警護に参加してくれると聞かされた。
そして、沢田の警護をするからと呼び出されたのはいいんだけど･･･。
貴｢何も起こらないね｣
獄寺と沢田の家の周りを警護することになったけど、何も起こらないのだ。
いや、起こってもらっても困るけど。
獄寺｢なにか起こってからじゃ意味ねーじゃねーか｣
ごもっともな意見だ。
貴｢そりゃそうだけど･･･電話で呼び出すほどでもなくない？｣
獄寺｢継承式まで６日だからな。気は抜けねーんだよ。念には念をだ｣
貴｢･･･そう｣
メラメラと燃えている獄寺を横目に、私はため息混じりに答えた。
獄寺のやつ、継承式があるって知ってから
まぁ、気持ちはわからなくもないけど。
とは言っても沢田は乗り気じゃないみたいだし･･･。
獄寺｢それに、オメーも１０代目以外にはつきたくねーって言ってたじゃねーか。もし継承式に邪魔でも入ったら１０代目が１０代目じゃなくなっちまうだろーが｣
貴｢まぁそうだけどさ｣
だからといって沢田が乗り気じゃないなら話は変わってくるんだけど。
無理やりやらせる訳にもいかないし。
ま、リボーンならやりかねないけど。
獄寺｢んな事言ってねーで警護だ、警護！｣
貴｢はいはい｣
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2023年11月5日 13時
