【シモン編】ｱﾋﾞｽｶﾞﾝﾅｰ、守護者になります１１【REBORN】 (ページ1)

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第５５１話いつもの朝ページ1

１０年後の世界から帰ってきてからしばらくたった時──。

私の体力や妖力も戻り、日常へと戻ろうとしていた。

だけど、１つ違うことがあった。

それは──

ﾙｶ｢A〜！！我が妹よ〜！！体の方はどうだ〜！？｣

師匠が私にひっつき虫になったことだった。

過去から帰ったあと、ユニやアルコバレーノが未来の記憶を過去の皆に伝えてくれたから、私が兄の存在気が付いたことも知ったらしい。

それからというものの、師匠はこうしてシスコン丸出しで私に接してきてるのだ。

オネェ口調は必要ないと判断したのか、口調は未来の師匠みたいになり始めてるけど、オネェ口調になれすぎているせいなのか妙な口調になる時がある。

貴｢大丈夫って言ってるじゃん。今日学校あるからもう行くね。師匠も今日仕事なんでしょ、早く準備しなよ｣

ﾙｶ｢わかった〜｣

気だるそうにしながら私のそばを離れる師匠。

そんなに行きたくないのかな、仕事。

貴｢じゃあ、行ってきます｣

ﾙｶ｢あぁ、行ってらっしゃい。気をつけてな｣

貴｢師匠こそ｣

そう言って私は玄関の扉を開けて外へと出た。

学校までの道のりはそこまで遠くは無い。

いつもの道のりを歩いていくと、Ｔ字路に差しかかる。

その時、見慣れない制服を着た学生数人が歩いていくのが見えた。

あの制服･･･至門中学だっけ？

そういえば転入してくる人達がいるんだっけ。

そんなことを考えながら学生を見ていると１人の子と目が合った。

すると──よろしくね、と口パクで手を振り返してきた。

なんか、すごくフレンドリーだな。