第４８８話 チョイス会場へ ページ38
白蘭は、そのあとチョイスを始めよう。と声を上げる。
なんなら、私達の炎を讃えてフィールドの選択権をあげよう、とまで言ってきた。
白蘭の言葉を聞き、バラバラと飛んできて沢田の周囲を回っているカードから、沢田が１枚引いた。
そこには、雷のマークが書かれてあって──
白蘭｢“じゃあ行こう”｣
白蘭がそう言うと、コォオオオオっと音を立てながら、私達の体が宙に浮く。
そして、眩い光を発しながらどこかへと転送されて行った。
ドシン──
地面に叩きつけられるようにして、着地を果たした皆。
私は何とか体勢を直して着地はできたけど──中には、尻もちを着いた人や、地面に倒れ込むようにして着地をした人もいた。
ツナ｢お〜･･･いて〜！！み･･･みんな大丈夫？｣
ﾋﾞｱﾝｷ｢えぇ｣
ﾊﾞｼﾞﾙ｢こっちも大丈夫です！｣
シュウウウ･･･と音を立てて額の炎が消える沢田は、起き上がって直ぐにみんなの心配をする。
どうやら、みんな無事のようだ。
若干１名、地面に埋まって大泣してたけど･･･。
──だけど、今の移動手段･･･ちょっと、召喚術に似てたな･･･。
気のせい･･･かな。
獄寺｢しかし、本当にすさまじい炎を消費してんな。瓜が
貴｢･･･ニコも、他の子も戻っちゃったみたいだね｣
自分の
その時──
白蘭｢やっ♪ようこそ、チョイス会場へ｣
白蘭の声が聞こえ、後ろを振り返ろうとした時──私達の目に映ったのは、超高層ビル群だった。
しかも、私達はそのビル群のど真ん中で──。
白蘭｢何度もあっているような気がするけど、僕と会うのははじめましてかい？綱吉君に──Aちゃん♪｣
貴｢っ──･･･｣
そして、目の前には、白蘭と彼が率いる、真６弔花。
ツナ｢でっ、でたー！！白蘭と真６弔花！！｣
沢田が驚きの声をあげるのと同時に、京子たちの表情が強ばったのがわかった。
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2023年4月15日 4時
