第４８２話 白いテント ページ32
──１１時５０分、並盛町･並盛神社
私達は、白蘭に指定された場所へと到着する。
階段を登り終え、神社が見えてきた時──それを遮るようにして置かれていた白いテントのようなものが見えた。
なに、コレ･･･。
ツナ｢･･････なんだ･･･？コレ｣
沢田も同じ考えだったらしく、驚きの声を上げていた。
ハル｢お祭りの
貴｢いや、多分違う──｣
ﾗﾝﾎﾞ｢お祭りだもんね〜！！｣
違うと否定しようとした時、ランボがピョンとハルの肩から飛び降り、白いテントのようなものに近付こうとする。
貴｢！ランボ、待って！！｣
獄寺｢近づくな！！ミルフィオーレかもしれねぇ！！｣
正一｢ゴメンゴメン、言い忘れてたね。これは僕らの基地ユニットだよ｣
警戒している私や慌てる獄寺を横目に、入江さんがアハハ･･･と頭をかきながら説明してくれる。
なんでも、工事を装ってバイクやらを運び出してくれていたんだとか。
貴｢･･･それ、先に言っといて貰えません･･･？警戒して損した｣
正一｢アハハ、ゴメンよ｣
ハァ･･･と胸を撫で下ろすのもつかの間、京子達が嬉々としてテントを見つめているのが視界に入った。
これから戦場になる･･･けど、今の所は怯えてないな･･･良かった。
獄寺｢なんか、さえねー感じだな･･･中を開いたらポンコツってことはねーだろーな｣
正一｢できることはやったよ！！｣
･･･でも、基地ユニットを説明し忘れるような人だし･･･大丈夫なのかな。
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2023年4月15日 4時
