第４５１話 全体を仕切る家庭教師 ページ1
──朝食時。
ボロボロ･･･ボロボロ･･･とご飯やらおかずやらをこぼしながらご飯を頬張るディーノさん。
皆がその姿を見て呆気に取られているけど、本人はいたって普通。
マジマジと見る私たちに｢なんだよ、お前ら｣なんて言う始末。
かと思いきや、食事が終わりトレーニングルームに向かうと、キリッとした表情を見せていた。
──まぁ、そばにロマーリオさんがいるからなんだろうけど。
ﾃﾞｨｰﾉ｢よしっ、そろったな。今日から本格的な
片手を腰に当てて、堂々とした立ち居振る舞いで声を上げるディーノさん。
本っ当、部下がいれば頼りがいのある人なのになぁ･･･。
獄寺｢ヘナチョコのあいつなんかにつとまるんすかねー｣
ツナ｢でも、ディーノさん部下の前だとすごいし･･･｣
まぁ、あんだけヘナチョコな部分を見てればそうなるわな。
ﾘﾎﾞｰﾝ｢ちなみに今回オレはその上の役職、“家庭教師の精”だからな｣
本のようなものに身体を包み、宙ずりになって妖精のような帽子をかぶっているリボーンが声を上げる。
しかもその手には、魔法のステッキのようなものが握られていて、ディーノさんのこめかみのすぐ近くにかかげられていた。
なんで妖精･･･？
ツナ｢妖精になっちゃったよ！！ワイヤーでつってる！！｣
ﾘﾎﾞｰﾝ｢ディーノがヘボい時はオレが制裁を下すから安心しろ｣
ﾃﾞｨｰﾉ｢いでで、やめろってリボッブッ！！！｣
沢田のキレッキレなツッコミを横目に、リボーンは名前を呼びかけていたディーノさんの頬を蹴り飛ばした。
うわ、痛そ･･･。
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作者名：朔怜ｰｻｸﾚｰ | 作成日時：2023年4月15日 4時
