蒼い雛鳥 ①【原神】 (ページ14)

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旅人が千岩軍を追い払った後、
削月と向き合い、話の続きを再開した。

岩王帝君が暗殺されたこと、
そして、私たちが犯人だと勘違いされており、
千岩軍に追われていることを伝えた。

削月築陽真君
「言語道断…実に嘆かわしいッ！！！

　璃月七星…失望したぞ。
　迎仙儀式の途中で帝君が暗殺された上に…

　帝君が暗殺された後…
　儀式を見に来ていた一般人に容疑を被せたと！？」

削月が怒るのも無理は無い。
私もこの計画を知らなければ、同じことを言っていただろう。
計画を知っていてよかったと、心からそう思う。

削月築陽真君
「旅人よ、汝が濡れ衣を着せられていることは理解した。

　…我に一つ案がある。しかし、我の独断では危うい…
　仙人たちに知らせる必要があるだろう。

　その " 禁忌滅却の札 " を持って
　我の言葉を伝えに行くと良い。」

空
「誰に伝えればいい？」

削月築陽真君
「理水畳山真君(りすいじょうざんしんくん)、留雲借風真君(りゅううんしゃくふうしんくん)、
　この二人は此処におるが、会えるかどうかは縁(えにし)次第だ。
　と、言いたい所だがAが居れば大丈夫だ。

　それともう一人、降魔大聖の護法夜叉がおる。
　彼(か)の者には望舒旅館に行けば会えるだろう。」

『 …留雲か、会いたくないな… 』

削月築陽真君
「聞こえているぞA。お前に選択肢は無い。」

『 … 』

空
「 Aさんって仙人と知り合いだったの？」

削月築陽真君
「知り合いも何も…
　此奴は三眼五顕仙人の一人、水泊留朔真君(すいはくりゅうさくしんくん)だ。」

パイモン
「えぇッーーーーー！！！？
　という事は…Aって仙人だったのか！」

『うん、まぁ… 』

削月築陽真君
「 A、お前には聞きたいことが山程ある。
　この騒ぎが収まれば我の所へ会いに来い、必ずだ。

　…茶を飲みながら、お前のことを聞かせてくれ。」

『っ！分かった、必ず此処に来るよ。』

削月築陽真君
「うむ…では旅人よ、後は頼んだぞ。」

そう述べると削月は軽々と崖を登り、姿を消した。
さて、残る仙人は三人…
この計画を見守る者として、案内させてもらおうか。

次に目指すのは此処から近い
理水が居る琥牢山(ころうざん)だ。