蒼い雛鳥 ①【原神】 (ページ11)

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???
「少年たち、動かないで。」

とある声が聞こえると、3本の水元素攻撃が降り注ぎ、
後ろから若い男性が現れた。

その男性は弓武器を双剣に変化させると、
千岩軍を一斉に薙ぎ払った。

すると階段の上から、

「こっちだ、急げ！」

千岩軍の声が聞こえ、私たちを捕まえようと追って来た。
男性は私たちに " 着いてきて " と。

突然現れたこの男性が何者かは分からないけど、
今は着いていくことしか出来ない。

そして、旅人とパイモン、私はその男性を追いかけた。

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パイモン
「はぁ…はぁ…疲れたぞ… 」

空
「こっちの方が疲れたよ。」

パイモン
「思いやりが足りないぞ！
　オイラの幻想の翼はめちゃくちゃ疲れて… 」

『所で、君は何者？』

パイモンの話を遮り、私が男性に話しかける。
ごめんね、パイモン。

???
「タルタルヤだ。" 公子 " と呼んでくれていいよ。」

パイモン
「うわっ…オイラたちを助けたからって見下してないか？」

タルタリヤ
「ははっ、そんなつもりは無いさ。
　" 名前 " というものはただの暗号だからね。」

『 …ファデュイの執行官。』

タルタリヤ
「おや、お嬢さんは俺の事を知っているのかな？」

『 … 』

タルタリヤ
「君は、只者では無さそうだね？」

" ファデュイの執行官 " という言葉が出ると
旅人とパイモンは驚き、身構え公子を警戒した。

どうやら彼らはファデュイと何かある(・・・・)らしい。

然し、帝君と手を組んでいるのは " 淑女 " と聞いている。
" 公子 " ではない筈。

彼は今回の計画を知っているのだろうか。
少し……厄介だな。

タルタリヤ
「君たちが " 岩王帝君を殺害した犯人" の疑いを
　晴らしたいのなら…北国銀行に来てもらう必要がある。」

『確かに、此処に居続けるのも良くない…
　璃月には " 壁に耳あり " という
　諺(ことわざ)があるくらいだから。』

此処はひとまず彼の言う通りにし、
私たちは北国銀行へと向かうことにした。