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「そういうわけじゃ……＿＿＿＿ひゃっ！！！」
否定しようとする瞬間驚いてしまう。
「ふはっ」
笑うなまじ。ふつーに恥ずい。
でも今は成功だから！！及第点の驚き方ができたから！！
うーん……顔がどんどん熱くなってるのを感じる。
とりあえず下を向き、両手を顔にあてて冷やす。
＿＿＿＿「……！！」
なんとそこをわざわざこの男は、私の顎をもって上にあげさせる。
そして一言。
「顔赤くしちゃって、かわいいなあ」
「……んなっ…なっ……
＿＿＿＿＿馬鹿ぁ……！」
「……！！」
もうほんとに限界。
彼は私の顔をみて少し驚いた表情をした。
人の顔見て驚くとか、どこまで私に恥をかかせれば気が済むんだろう。
だが何かわかったのか、彼は口を開いた。
「しょうがないなあ、俺に触っててもいいよ？」
そう言って彼は私の腰に手を回す。
いやそーゆーことじゃないのよわかってます？
早くここから出たいだけなのよ私は。
部下が言い返せないのをいいことにさあ。
ほんっとに怖くて死にそうだけど、こいつの言う通りはさすがに腹立つ。
「申し訳ありませんが、遠慮させていただきます！！」
もうまじで嫌、早くこの秘境から出よう。
「早くいきましょう＿＿＿＿＿」
＿＿＿＿ギエエェェェ＿＿＿＿
「いやあぁぁっ」
「＿＿＿くくっ」
くっそこれに耐えるしかないのか……。
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作者名：りんた | 作成日時：2024年2月6日 13時
