検索窓
今日:18 hit、昨日:144 hit、合計:8,588 hit

21 ページ21

「ん……ここは……」



「良かった、目を覚ましたのね!」





目を覚ますと白い天井が待っていた。



ここは……病院?





「私どれくらい寝てましたか?」



「5時間程よ」





良かった、思ったより寝て無かったっぽい。



あんまりここにいるのも迷惑だし、早く出よう。





「寝かせていただきありがとうございました________っい”!?」




「動かないで!!あなた体中打撲がすごいのよ!?」





そっか、いやまあ当たり前か。あんなに殴られたもん。



……うーん、もう少しここで休むしかない、か……。



そう考えていると、部屋の扉があく。





「リンネ、大丈夫!?!?」


「胡桃」





胡桃は、私を見るや否や近づいてきて_____








______パァンッ____








「_____っ」








平手打ちをされた。



えちょ、そこ殴られたところで痛いんですが。



今すぐにでも泣きそうな顔で、彼女は私に覆いかぶさる。






「心配っ……心配したんだからぁ……!!」


「……!!」





……そうだよね。



任務の前に鍾離さんがわざわざ、胡桃は私のことを心配してるって忠告してくれたのに。



今までで一番大きな怪我だ。胡桃が心配することくらい分かってたはずなのに……。





「ごめん」





なんていえば良いか分からず、謝罪が口から出る。





「それで?」





う、胡桃は手厳しいなぁ……。





「もう絶対無茶しない」



「………許す」





こんなこと言ったって、私は命令とあらば死地にだって飛び込むことなんて、胡桃も分かってる。



でも、できるだけ安全な方法にしよう。



私には、こんなに素敵な親友がいるんだから。

22→←20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
設定タグ:原神 , タルタリヤ , gnsn
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんた | 作成日時:2024年2月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。