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くそっ、くそっ!!
あんな女一人にやられるなんて……!!
俺の作戦は完ぺきなはずなんだ!!!
失敗するわけがない____
そういえばあの女が言ってたこと____
______『任務失敗は死と同じ、いまさら死なんて怖くない』
____まさか、俺は死ぬのか?
そんなの___
「嫌だ、嫌だ嫌だ死にたくない!!!______あ?」
なんだ?俺、しゃべれるじゃないか。
殺し忘れか?気絶で済んだのか?
目も開くぞ______
「_____お、おええええええ!!!!!」
目も前に広がる惨状に嘔吐する。
仲間の死体が、見るも無残な姿で転がっている。
最悪だ、最悪だ、もっと俺がしっかりしていれば!!!!
___ん?
仲間の奥に見えるのは______あの女だ。
気絶したのか?当たり前だよなあ、あんなに殴ったんだから。
もっと早く殺していれば____
「許さねえ絶対ぇ____あいつだけは!!!」
俺は、そこら辺に転がってるナイフを拾い、あの女のもとに走り___
その喉元へと、ナイフを振り下ろした______
「____あ?」
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作者名:りんた | 作成日時:2024年2月6日 13時