「甘党」カミュ ページ5
「グスッ、なんで上手く作れないのぉぉおおお!!!??」
Aはとある伯爵さまが家に訪問してくるのでケーキを作ったのだが失敗してしまった、レシピを見ながらもだ。一般的なショートケーキを作ろうとしたのだがスポンジも甘ければ生クリームまでもが甘い、ホールまるごと食べてしまえば一発で虫歯にでもなりそうなくらいだ。
ここまで失敗するとも思わず材料ももうない、それに約束の時間まであと30分ほどしかないこれはもう素直に謝ってケーキ屋さんに買いにいくしかないなと思い急いで支度をしようとしたそのときにピンポーンと音が鳴った。慌ててインターホンの方を見ればいつも通り眉間に皺を寄せ立っていた。
「ヤバい、これはほんとにヤバい!!」
取り敢えず外で待たせる訳にもいかず中で待っててもらおうとし、ドアを開ける。
「遅い!俺を待たせるな」
「すっすみません！」
「まぁ良い早く中に入れろ…ん?何か甘い匂いがするな何か作っていたのか？」
「はっはい、ですが失敗してしまって…今から買いに行こうと思うので少し中で待っててもらえますか？」
なに?とカミュが更に眉間に皺を寄せ距離を狭めてくる。その失敗したというものはどうするつもりなのだ?と聞いてきた。
「えーと、食べられるようなものではないので捨てようk「なにぃ!!捨てるだと!?貴様のような愚民ごときが食べ物を捨てるなど言語道断だ!!私に食べさせてみろ、その失敗したものとやらをな」
「はっ、はいぃぃぃいいいい!」
捨てると言えばカミュが凄い形相で睨んできたためうんも言わさずに持ってこさせられた。カミュはいつのまにか椅子に座り食べる準備をしAはカミュの前のテーブルにケーキを置いた。
「ケーキではないか、それに焦げてもいない何処が失敗したというのだ」
そう言いながらパクっとケーキを口に入れれば今まで見たこともないほど目を見開いた。
「こっこれは!!」
「ごっごめんなs「美味いではないか!!」は?」
「失敗なぞしておらぬ、寧ろそこらで売っているものよりも美味いぞ」
そんなわけがない先ほど食べたとき喉が焼けそうなほど甘かったのだから、悶々と考えていたらふとセシルが言っていたことを思い出した。そうか極度の甘党だったな、なんだかんだで成功したってことでいいかな?
(おい女)(なっなんですか?)(次はもっと甘いケーキを作れ)(それ以上ですか!?)(そうだと言っている二度も言わせるな)(は、はぁ分かりました…)
続く
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りんね(プロフ) - うたプリlove☆さん» ありがとうございます!!最近はまったく更新できていなくて申し訳ありません。一応これからも更新予定なので末長くお付き合いいただけたら幸いです(^^) (2014年11月8日 6時) (
レス) id: 9703cf26bf (このIDを非表示/違反報告)
うたプリlove☆ - この小説面白いです！！ (2014年11月8日 3時) (レス) id: b4b3dce103 (このIDを非表示/違反報告)
りんね(プロフ) - いんでぃご@長期活動休止中さん» ありがとうございます(^-^)最近なかなか更新できてないのですがこれから頑張るのでよろしくお願いします!! (2014年10月25日 22時) (レス) id: 9703cf26bf (このIDを非表示/違反報告)
いんでぃご@長期活動休止中(プロフ) - コメント失礼します。上手く言えないですが、この空気感が好きだなぁと思いました。更新楽しみにしてます(｀・ω・´)ゝ (2014年10月25日 22時) (レス) id: 18770f168d (このIDを非表示/違反報告)
なつめるいおり(プロフ) - りんねさん» うちもだから、大丈夫!超がつくほどの駄作だから(シャララ☆ (2014年10月7日 0時) (レス) id: ebd4ad0559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんね x他1人 | 作成日時：2014年2月17日 19時
