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その晩私は今日の疲れもあり、部屋に早めに戻ろうと思った。


「準備はできたか」

「あぁ」


聞こえたのは誰かの話声。
じっと見てみるとそれは母上の従者たちだ。


母上も最近忙しいと言って私にかまってくれない。
従者がこれだけ忙しそうにしてるんならそれも仕方ないと思うけど……。



「あ、白A姉上」


聞きなれた声に振り向くと白龍がいた。
まくらを抱きかかえている様子から今日は兄上たちと寝るのだろうか。


「寝に行くの?お腹冷やさないようにね。まだ夜は寒いから」


頭をポンポンと撫でてそういうと、白龍は笑顔で頷いた。
なんて可愛らしいんだろう。


「今日、兄上と寝るのです」

「気をつけていってらっしゃい」

「はい!お休みなさい、姉上」


パタパタと走っていく姿を見ながら手を振る。
そういえば私も昔はあぁやって兄上と寝たなぁ……。


いつのまにかダメだと言われたけど。
それも性別の違いだからなんだろうな。

もっと甘えればよかった。

でも白龍たちの顔を見ているとそうも言ってられない。
今度は私があの子たちを守って甘やかしてあげなきゃ。



「おやすみ、白龍」


もう見えなくなった背中に呟くと私は自分の部屋へと足を進めた。

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水溶液(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!少し話しがバラけて……最近、ようやく話の筋がまとまったのでこれからは今までよりも一生懸命頑張りますね! (2016年8月7日 0時) (レス) id: 286a4cd632 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - 楽しく読まさせいていただいてます。更新頑張ってください (2016年8月6日 23時) (レス) id: 9f77e6e9ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水溶液 x他1人 | 作成日時:2016年7月28日 23時

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