セカンドレディー ページ2
『五条先生、婚約者いたんだな！しかもめっちゃ美人！』
『あの人と五条先生、学生時代からの付き合いだぞ』
『彼女まであんな美人で、学生の時から一途に恋愛してるとかなんか腹立つわね。あんたもなんか言いなさいよA』
「…すてきだね」
そんなこと思って無いのにね。
スマホをいじりながら、同級生達の会話にテキトーに返事をする。
画面には、" ♡ ”さんからメッセージが届いてることを知らせる通知が出てる。
既読をつけないよう、長押しでメッセージを確認した。
“Aさっきの授業、僕のこと見過ぎ。バレちゃうよ？”
いっそのことバレちゃった方がいいのかな。
そしたら、先生は
まぁ、そんな訳無いけど。
だって、もしみんなにバレちゃったら
捨てられるのは
わざわざ授業中に教室まで先生の忘れ物を届けに来てたあの人。
良いところの呪術師の家系らしいけど、常識的にあり得ない。
ただ“悟くん”に会いたかっただけでしょ。
気に食わない。
だから、このメッセージにも返信しない。
『次の授業、先輩達と合同訓練だぞ』
「そうだったね、着替えなきゃ」
知ってるよ、恵くん。
でも、”このカラダ"で野薔薇と同じ更衣室では着替えられない。
たくさんあるの、先生が残した跡。
先生が私に対して独占欲なんてある訳無いのに。
それでも、嬉しいって思っちゃう。
少しは、私の彼氏なんだって実感できるから。
その時だけは、私だけを見てくれてるような気がするから。
『Aー、あんたヘアゴム持ってない？忘れてきたわー』
「あるよ、はい」
『サンキュー』
「あれ？もしかして、ジャージおろしたて？」
『そー、かわいいでしょ』
「めっちゃかわいい。さすが野薔薇。センス良いね。悠仁くんもそう思わない？」
『え？あー、俺あんまそういうのよくわかんない』
それに、野薔薇がキレるのも想定内。
その横で、悠仁くんが相手をしてくれてるうちに着替えてこよ。
うっかり、更衣室に戻ってきたら困るもんね。
『悟、ちゃんと先生やってるんだね』
『僕を何だと思ってるの？』
「あ、五条先生。さっきの授業わからないところがあって、後で教えて欲しんですけど、お時間ありますか？」
更衣室に向かう途中。
向かいから歩いてくる2人に嫉妬して、ちょっとした意地悪を。
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みりん(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！少しずつですが更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (10月8日 12時) (
レス) id: 2cc8f9020a (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新楽しみにしてます（ ; ; ） (9月1日 23時) (レス) id: efd535f18d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - りのさん» はじめまして、りのさん！こちらこそご愛読頂きありがとうございます！不定期な更新ですが、引き続き楽しんで貰えたら嬉しいです！ (6月1日 23時) (レス) id: 0db1b6b410 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - はじめまして！素敵な作品ありがとうございますっ！更新が楽しみですー！みりんさんのペースで更新頑張ってくださいねっ応援してます！！！ (6月1日 1時) (レス) id: 9e437dd1e0 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - ああさん» ありがとうございます！曲を知ってる方にも喜んで貰えてて嬉しいです！これからも楽しんで貰えたら幸いです！ (5月25日 15時) (レス) id: 76f1e1d2b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2022年12月16日 8時
