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リ「Aと言ったか?・・・お前、」
ゴクリ、と喉が鳴った。
リ「髪を切れ」
あ「はぃ?・・髪って、私の髪ですか?」
リ「それ以外にあるか。寝癖も直せねえなら髪を切れと言ったんだ」
ナニそれ・・!
上司とは言え、初対面の人にそんな事言われたくない。
髪って女の命だよ?
しかも寝癖は今日たまたまだし・・
あ「嫌です。髪の長さまで指図されたくないです」
リ「立体起動の時も邪魔になるだろ」
あ「結べばいいじゃないですか・・」
リ「命令だ、切れ」
兵長、しつこい!
すると兵長は立ち上がり、近くにあったブレードを徐に手に取った。
ま、さ、か・・
リ「めんどくせぇから切ってやるよ。」
八重歯を見せて笑いながら近づいてくる。
ドSだこの人__!!
あ「止めて下さい!ちよっ、」
リ「じっとしてろ・・」
振り払おうとする腕を押さえつけられ、ブレードはなすすべもなく私の髪を、
ジャッキン!!
あ「ッ______!!」
本当に、切った・・
ハラハラと落ちていく髪をただ呆然と眺めていた。
最ッ低!!!
今の私はどんな姿をしているんだろう。
きっと酷い顔をしている。
リ「・・スッキリしたな」
あ「・・・信じられない、本当に切るとか・・」
リ「こっちの方が俺は好きだが?」
は?
あ「あなたの好みなんか聞いてませんー!」
思いっきり兵長の背中をたたき、エレンの部屋目掛けて全力疾走した。
走る時に背中に何も感じないことに、
もう髪がそこまで無いんだと実感した。
でも、あの時、少しドキッとしたのは・・・
いやいや、あれだ。
吊り橋効果ってやつ。
あんな事言われても、嬉しくないし。
むしろ兵長、苦手→嫌いになったし。
あ「エレン!!」
エレンの部屋になだれ込んだ。
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ああ - 続きがとっても気になります!更新頑張ってください! (9月19日 21時) (レス) @page8 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
保乃佳 - 面白いです!!続き、楽しみにしているので更新頑張って下さい♪(´>∀<`) (2015年3月24日 9時) (レス) id: cdc82cd8cd (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - 団子さん» ありがとうございます!!がんばります!! (2014年9月7日 20時) (レス) id: 22a213df97 (このIDを非表示/違反報告)
団子 - この小説大好きです!! 更新頑張って下さい☆ (2014年8月25日 10時) (レス) id: d695b2a7fb (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - エルさん» いいですよ!よろしくです! (2014年6月14日 15時) (レス) id: 22a213df97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱夏 | 作成日時:2014年6月7日 14時