第七章 ページ7
今世紀最大の緊張を抱えながらの自己紹介。
でも、そんな私の緊張なんて他所に幹部の人たちの紹介が始まっていた。
正直全員の名前は憶えられてない。
人の名前なんて憶える機会無かったし、緊張してるし勘弁してほしい。
「へぇ〜、結構かわええやん」
そう言ってニタニタと笑うのはよれよれの服を着て煙草を吸っている黒髪の人。
先生……みたいな名前だったと思う。
「Aちゃんやったっけ？歳いくつ？」
それを聞いていったい何になるのだろう。
一応成人してるけど……。
「おい大先生。困ってるやろ、やめたれや」
「んもぉトンちったら、自分が出来ないからってひがまないでよ」
「喧嘩売ってんのか」
ああ、そうだ大先生だ。
それと、トンち、さん？
もう少し長い名前だったと思うけど。
その二人が仲よさそうに？話している。
トンちさんは私を気遣ってくれたようだ。
「怪我、もう大丈夫なん？」
人懐っこい雰囲気で近づいてきたのは金髪の……コ、コ……。
「あ、俺コネシマな！」
『コネシマ、さん。えっとはいもう大丈夫です』
「そっか、よかった！！」
明るくて素敵な笑顔だ。
声は少し大きいが悪い人ではなさそう。
それに、話の内容からしてきっと私を助けてくれた人だ。
『あの、助けてくれてありがとうございました』
ペコリと頭を下げるとコネシマさんはええってええって、と笑った。
なんかお兄さん、って感じ。
「ちなみに、見つけたのはゾムやで」
そう言いながら後ろを見る。
話題を振られたことを感じ取ったのか緑パーカーの人がちっす、と頭を下げたので私も同じように頭を下げた。
「さて、Aの配属先だが。トントンの補佐になってもらう」
「やめとけってグルちゃん、トンちに女の子の事はわからへんって！」
「はっ倒したろか」
「じ、実際そうですやん……！」
トンち……いや、トントンさんから黒いオーラを感じるが、何だかんだ大先生さんとは仲良しなのだろう。
仕事ちゃんとしないと私もあんな風に怒られちゃうのかな……。
頑張ろう。
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リノ(プロフ) - 本田大和さん、ありがとうございます！様！？私の妄想に共感して下って嬉しい限りですー！！ (2017年9月3日 17時) (
レス) id: 02182e081c (このIDを非表示/違反報告)
本田大和(プロフ) - きゃあああーーーっ！！リノ様の文章力で妄想が止まりませんｗｗ これから誰と絡んでいくのか楽しみで仕方がありません(＊ﾟ∀ﾟ)ｂ (2017年9月3日 10時) (レス) id: ed9a366666 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 夏海さん、ありがとうございます！嬉しいですー！私自身、最初読み間違えたんですよ（笑）、 (2017年8月30日 23時) (レス) id: 02182e081c (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 話のテンポがすごく好きです。そして「ボロボロさん」には草を禁じ得ない笑 (2017年8月30日 23時) (レス) id: 8f3bd46b36 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - リホさん、ありがとうございます！ありがちな話ですけど楽しんでいただければ幸いです！ (2017年8月29日 10時) (レス) id: 02182e081c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リノ | 作成日時：2017年8月21日 13時
