【カゲプロ】僕を裏切った事、後悔させてあげる。【裏切り】

『３６』 ページ38

〜Aside〜

シンタローが僕の頬を撫でて、キスをした。

シ「・・・可愛い・・・」

じっと見つめてくるから、恥ずかしくなった。

『な、何・・・』

そう言って視線をそらした。

シ「全く可愛いなぁ・・・大好きだよ。」

そう言って、僕にぎゅっと効果音が付きそうなぐらい勢いよく抱きついてきた。

『・・・甘えん坊だなぁ・・・』

しょうがないなぁ・・・とか言って抱きしめ返した。

シ「ん・・・Aの匂い・・・」

そう言って、シンタローは首筋に顔をうずめた。

・・・くすぐったい・・・

疲れてるのかな・・・？

よしよしと頭を撫でてやると、んー・・・とか言った。

シ「何だかAに頭を撫でてもらうなんて新鮮だな・・・」

『何で・・・？』

シ「いや・・・いつも俺が撫でてるから・・・Aの頭を。」

『そっか・・・』

シンタローの抱きしめている腕の力が強くなった。

シ「俺は何があってもお前の味方だから・・・」

『え、どうしたの？』

シ「いや・・・俺だって不安になる事はあるんだよ・・・」

『・・・大丈夫だよ。僕は、どこにも行かない。』

力強く、はっきりそう言うと、さすがに安心したのか、

シンタローは、

シ「おう・・・」

と、答えて僕を抱きしめる腕の力を緩めた。

・・・たまには甘えん坊のシンタローもいいかな。

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