『３５』 ページ37
〜シンタローside〜
シ「ん・・・」
時計に目をやった。
・・・６時・・・
早く起きすぎちまったか・・・
しかもまだAは寝てるし・・・
起こすか？
シ「おい、A。起きろ。」
『・・・クロ、ハ・・・アザミ、さん・・・シオンさん・・・ア、ヤノちゃ・・・』
・・・！？
アヤノ・・・！？
他の３人は知らないが、何でこいつがアヤノを・・・
『ん・・・』
Aが目を開けた。
・・・これは聞いてみるか・・・
『あれ・・・起きてたの？シンタロー・・・』
シ「おう。」
俺はさっきの事について聞いてみる。
シ「なぁ・・・クロハ、アザミ、シオンって・・・誰だ？」
『あぁ・・・そういえば最近夢の中で会ってるんだよねー・・・』
３人の事について、話し始めた。
『クロハはコノハに超似ているけど色が反対。黒。』
シ「だからクロハ・・・」
『性格もちょーゲスいしね。』
Aは笑いながら、そう言った。
『で、アザミさんはメデューサ・・・マリーの祖母に当たる人ね。』
シ「俺聞いたことあるかも・・・」
『一回マリーの家に行ったときあるでしょ？その時の日記に書いてあったじゃん。』
シ「・・・そういえば。」
『シオンさんは、マリーの母親。』
シ「あぁ、母親か。別の世界にいるっていう・・・」
『うん。』
シ「それよりさ・・・アヤノ、知ってるのか？」
『アヤノちゃん？うん。昨日今日会ったから知ってるよ。』
シ「実は俺の友達でさ・・・」
そしたらAはびっくりしたような顔で、
『・・・だからマフラーとヘアピンが赤なのか・・・そっか。そっかぁ！』
何だか納得したようだ。
『優しい子だよねっ！僕、あぁいう子好きだよ！』
シ「・・・俺も友達として、好きだよ・・・」
『・・・シンタロー・・・？どうしたの・・・？』
首をかしげて聞いてきた。
俺はAを安心させるため、
シ「ん？何でもねぇよ。」
そう言って笑ってみせた。
『・・・アヤノちゃんで思い出すような事があったの？そうだよね・・・友達がいなくなるのは、辛い。とても・・・辛い。』
目尻に涙がたまってる。
『ごめんね・・・辛い思いさせちゃったね・・・』
・・・それ程こいつも辛い出来事があったのか・・・？
シ「別に・・・お前は悪くないよ・・・」
そう言って抱きしめたら、安心したのか、俺を見上げて笑顔だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
萌音 - 面白かったです！続編希望します (2017年8月22日 14時) (
レス) id: 2aca12b60c (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - …俺の学校にも萌愛っつーくっそぶりッ子いるぜ。しかも超ふつーの顔立ちで悪女なんだよなwww (2016年6月18日 21時) (レス) id: d902ca2190 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続編みたい!! (2015年12月31日 17時) (携帯から) (レス) id: fe26a6c49d (このIDを非表示/違反報告)
コノ廃 - もあ怖い; (2015年5月17日 23時) (レス) id: ef65383ad7 (このIDを非表示/違反報告)
織姫(プロフ) - 萌愛ちゃん第一印象は可愛いのに…すげー悪女だな (2014年12月21日 15時) (携帯から) (レス) id: 2a354a88e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブラックチェック | 作者ホームページ：http://kageroupurozixekuto
作成日時：2014年2月5日 3時
