_綺麗 ページ14
。
真っ暗な道をひとりで歩く。
こんなに寂しい気持ちになったのは久しぶりだ。
月が綺麗に僕を照らしてくれている。
自分の気持ちを他の人に当てたのは初めてで、どうしていいかわからない。
ただ、僕は。
_
「…」
家に帰ると、珍しく、お母さんが寝ていた。
起こしちゃだめだなと思って静かに奥へいった。
僕が考え事をするときはいつもここ。
家の奥、光は全くない。
ここに、溶け込めている気がして何故か心地いい。
明日からどうしよう。
あんなに酷いことを言ってしまったんだ。
ジュラ君はもう、僕のことなんか嫌いになっただろう。
友達ってこんなにはやく壊れてしまうんだ。
まるでガラスみたい。
にしても、あのうみは素敵だった。
少しの間だったけどとても楽しかった。
僕は上を見上げた。
星が僕に、キラリ、と輝いた。
8人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白の悪魔(プロフ) - 名無しのじんべぇさん» ご愛読ありがとうございます。励みになりました。頑張ります。 (2018年3月18日 1時) (レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのじんべぇ - 素敵な作品ですね。世界観に惚れました。最新頑張って下さい! (2018年3月18日 1時) (レス) id: acea8b00f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白の悪魔 | 作成日時:2018年3月17日 2時