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_理解 ページ13




「君には、僕の気持ちは分からないよ。」


僕は君の仲間だ。

だから、僕なら、
君の気持ちを理解してあげられる。

そう、伝えようとして遮られた僕の言葉は儚く散った。

代わりに彼の冷たさが、夜の森に響いた。


その瞬間彼は立ち上がって木を降りていってしまった。

僕は急いで彼を追いかけたが、
彼はもう、何処にも見当たらなかった。


彼が、僕は分からないといったのは、
きっと僕の色のせいだろう。

街の人間たちは魔女の使いだ、
穢らわしいと言って黒い彼等を嫌っていた。

一方、僕は白色だ。

そんな奴に気持ちがわかるなんて言われて誰が嬉しがるんだろう。

僕はなんて下劣なやつなんだろうか。

改めて後悔をした。

僕は彼の人生の悲惨さ、悲しさを

りかいしきれていなかったんだ。


「ごめんよ。ごめんよ。」


静かな夜の森に一言、そう、つぶやいた。

残されたのはたった1人、小さく森に座り込む僕だけだった。

_綺麗→←_言葉



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作品ジャンル:泣ける話, オリジナル作品
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白の悪魔(プロフ) - 名無しのじんべぇさん» ご愛読ありがとうございます。励みになりました。頑張ります。 (2018年3月18日 1時) (レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのじんべぇ - 素敵な作品ですね。世界観に惚れました。最新頑張って下さい! (2018年3月18日 1時) (レス) id: acea8b00f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白の悪魔 | 作成日時:2018年3月17日 2時

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