文豪達と甘い恋をしてみませんか？【文スト】

芥川龍之介『素直になれない』 ページ6

貴：芥川〜！！



向こうにいる芥川に駆け寄り抱きついた




ほぼタックルみたいになって芥川が控えめにｳｯて声をあげ乍らしっかり受け止めてくれる


芥：貴様…！僕はこのように突っ込むのは止めろと前に言った筈だが。



貴：いいじゃん！照れてるの？



すると「羅生門」と小さな声で唱えられ、芥川の外套から異能が発動したので
　

私は必死に謝り、なんとか助かった


が、次は無いぞと言わんばかりにこちらを睨む芥川



貴：あのさ、確認なんだけど私たちって付き合ってるよね？！



あまりに恋人らしい行動をしたことのない私達少し不安になり聞いてみたが



芥：知らん！



私の胸に言葉のナイフがグサッと刺さる



そこはさ「あぁ」でも「そうだな」でも何でもいいから肯定した言葉が欲しかったのに…




貴：芥川の馬鹿ぁ！！大っっ嫌い！



それだけ言って涙目になった顔を見せないように私は思い切り走る




が、それは芥川によって出来なかった




後ろから抱きしめられたのだ



貴：離してよ！私を仕事仲間としか見てないんでしょ！



芥：そうではない！



クルッと体を回され芥川と向き合う形になる


芥：……きだ




貴：え？



芥：好きだと言っているのだ！二度も言わせるな。


再び抱きしめられる



芥：嫌いだなんて言うな…


弱々しく耳元で言うもんだから


貴：私も好き



芥川の背中に手を回し抱きしめる

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