太宰治『幸せ』1 夏姫様リク ページ16
このお話は『任務と引き換えに』の続きとなっております
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悲劇は突然だった
太宰幹部の部下から云われた場所に向かった
扉を開けると
辛そうな顔の太宰幹部と
横になっている兄。織田作之助。
急いで駆けより、手当をしようとしたが既に息をしていなかった。
貴:嫌だよ…!!お兄ちゃん!戻ってきてよ!!
私はお兄ちゃんに覆い被さるように泣き崩れる。
太:ごめんね、Aちゃん…
貴:何故太宰幹部が謝るのです…
何も言わずに背中を擦ってくれる
太:Aちゃん、私と一緒にポートマフィアを抜け出さないかい?
驚いた、幹部ともあろうお方の人がそんなことを言うなんて。
太:織田作が言ったんだ"人を救う側になれ"そしてAを頼むと。
その言葉で私は迷いもせず大きく頷いた
貴:人を救う側か…そちらのほうが幾分かは素敵ですね
太宰幹部は一瞬大きく目を見開くと、クスッと笑った
太:やはり兄妹なのだね、織田作も同じことを言っていたよ
私も思わずクスッと笑ってしまった
貴:太宰幹部…((太:もうポートマフィアを抜けるのだから幹部ではないよ、
貴:では、太宰さん…?
太:何だい?
貴:抜けるのはいいのですが、行く宛はあるのですか…?
太:それをこれから考えるのだよ!あとその敬語やめ給え、私達は確か同じ年齢だったよね?
貴:そのようなこと言われてもいきなりは…
太:じゃあ少しずつで良いからさ…
頷いた私をみてニッコリと微笑む太宰さん
太:却説そろそろ行く宛を探しに行くかな
歩いていく太宰さんの後ろを追いかけると
くるりと振り返る太宰さん
太:これから私達はポートマフィアの裏切り者として生きていくことになる。
きっと命を狙われることだって無いとは言えないだろう。
急に真剣な顔になったと思えば
太:しかし安心し給え!私が命に代えてもAちゃんを護ってみせる!
何だか楽しそうな表情で此方に微笑んだ
太:だから、私から離れちゃいけないよ?
ギュッと手を握られ太宰さんに引かれるがまま歩いていく
この時お互い顔が赤くなっていたことをお互いに知らない
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鏡音ののり - 激甘国木田くんと、乱歩、芥川くんがみたいです (2019年1月8日 14時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
あやな - 「中也さん×キメラ夢主」をお願いします。夢主はヘビと人間のキメラで頬や手足に何枚か鱗がある設定です。普段は布で隠しているのですが、偶然外れてしまい、バレてしまいます。その事で逃げ出した夢主を追いかけた中也さんは…という感じです。よろしくお願いします。 (2018年9月20日 20時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)
死神 - ありがとう(∵⌒⊂⌒∵) (2018年9月2日 23時) (レス) id: 56c6f4a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫 - 織田作と太宰再会主と織田作が一時的別行動をとって太宰が探偵社にいることを知る織田作は太宰を訪ねてそこで再会する太宰は織田作が生きていることを最初信じなかったが織田作が太宰を抱きしめて温もりのあることで泣きながら織田作に抱きつく。話お願いします。 (2018年8月22日 19時) (レス) id: d39e30b99f (このIDを非表示/違反報告)
夏姫 - そして中也は主の事が好きなのでマフィアを抜けた主をずっと探していた主と再会した中也は主を連れ戻そうとするが主は…的な話お願いします。 (2018年8月22日 19時) (レス) id: d39e30b99f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りーの | 作成日時:2018年4月17日 19時