Lesson : 3 ページ3
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二人は、とりあえず話を聞いてみろという様に僕を宥めた。
まぁ、僕をスカウトするなんて相当の理由があるのだろう。話を聞く事にした。
向かい合わせになっているソファへ座るように促され、僕と小春は腰掛けた。おばさんは、淹れた紅茶とお茶菓子を差し出してくれた。ボクは有難くそれを受け取る。
｢実はね、今度うちに所属している『STAR☆HOPE』に新メンバーを加える事にしたの｣
｢すたーほーぷ……って、確かかなり人気のあるグループですよね。でも、それ男性アイドルだった筈ですよね｣
――『STAR☆HOPE』。
今人気の、3人組の男性アイドルだ。僕はアイドルに興味が無いから詳しくないが、テレビでよく観たりクラスの子が話してるのを耳にする。
新メンバーとして僕をスカウトなんて、男女混合グループにでもするのだろうか。
｢優樹ちゃん、貴方には『男性』として新メンバーになって欲しいの｣
おばさんは、真面目な顔で僕にそう言った。
僕はおばさんから目を外し、小春へ視線を向けた。
｢なぁ小春、お前の母さん大丈夫か？｣
｢大丈夫ではないと思うな。気持ちはわかるけど｣
｢だよな――って、分かんのかよ！｣
｢だって優樹かっこいいし。男だったら可愛い感じのイケメンみたいな！｣
｢今褒められても嬉しくねえよ……｣
とりあえず、僕にアイドルなんて向いているはずが無いのだ。二人には悪いが、断らせてもらおう。
二人に帰ると告げ、僕は荷物を持って立ち上がった。
｢待ってちょうだい優樹ちゃん！｣
ドアを開けようとするが、それはおばさんによって止められた。
｢なんですか、僕は受けませんからね｣
｢オーディションに参加するっていうのはどうかしら｣
｢は？ オーディション？｣
｢ええ｣
とりあえず座って、と促されて僕は先程まで居た場所へ戻った。
引き受けないと言った僕にオーディションの話を持ちかけるなんて、どういう事なのだろう。
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林胡。(プロフ) - 猫田さん» コメントありがとうございます！不定期更新なためお待たせする事が多々あると思いますが、気長にお待ち頂けると嬉しいです (2017年8月22日 14時) (
レス) id: ebda197f1f (このIDを非表示/違反報告)
猫田 - めっちゃおもしろくて、続きが気になります！ 更新、頑張ってください！ (2017年8月19日 8時) (レス) id: 20c6f32d8a (このIDを非表示/違反報告)
林胡。(プロフ) - 天夜梨夢@梨璃とペアネ中さん» コメントありがとうございます！ 不定期更新なため、お待たせする事が多々あるかと思いますが気長にお付き合い頂けると嬉しいです。 (2017年8月8日 17時) (レス) id: ebda197f1f (このIDを非表示/違反報告)
天夜梨夢@梨璃とペアネ中(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください♪応援してます！ (2017年8月8日 15時) (レス) id: 3093d7cd0f (このIDを非表示/違反報告)
リト - 林胡。さん» 了解です(*^^*ゞ 待たせて頂きますよいつまでも← (2017年6月30日 15時) (レス) id: 806e39f599 (このIDを非表示/違反報告)
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