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第二十四話:大丈夫 ページ28
Noside
「....え..？」
次の瞬間玲佳の視界は暗くなった。
おそらく抱き締められたのだろう。
お互いの心臓の音が静かな場所に響いていた。
「ふ、降谷くん..？」
抱き締められたとわかっていても玲佳の思考がそれに追いつくことができなかった。
「先輩、大丈夫ですよ、貴女は不要な人間なんかでもないし生きている価値がない人間でもないです。多分貴女の優しさに救われた人だっていますよ。」
ただ、降谷の言葉は玲佳のネガティブな思考を吹き飛ばすのには充分だ。
玲佳の涙腺は緩んで
「っ〜....！！」
決して声を出すことはないがそれでも玲佳の涙が引っ込むことはない。
「...ふ、」
小さく微笑んだ降谷は玲佳の頭を優しく、ただ優しく撫でた。
・
お互いに不器用で冷たい奴に見えても根はとても温かく優しい。
そんな所も二人の似ているところだと感じる。
＿＿＿ｶﾁｬ
「.......俺に勝ち目はない、か」
猫目の生徒は少し悲しそうな眼で、それでも二人を見守るような優しい眼で屋上に視線を移してから再び扉を閉めた＿。
＿＿＿＿
めっちゃ恋愛小説〜.....。ギャグ書きたかった....←
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