＜名探偵コナン＞降谷零の兄は今日も悪夢を見る

６、降谷side ページ9

はあ…ため息が零れる

今日も何もつかめなかった

俺の兄さんのこと

もう12年位会っていない

離ればなれになった時からずっと探してるのに

まるで意図的に隠されているかのように兄さんの情報だけがでてこない

兄さんに…会いたい

伊達「どうしたんだ？降谷、そんな思いつめたような顔して」

零「ああ、伊達か、ちょっとな」

伊達「そうか、何かあったらすぐ言えよ」

萩原「おっ、降谷に伊達じゃん！二人も一杯どう？」

松田「拒否権はねえ」

景光「いい酒が手に入ったんだ」

零「一杯だけだぞ」

萩原「よっしゃ！じゃあ降谷の部屋にレッツゴー！」

零「おい！何で俺の部屋なんだ‼」

松田「気にすんなって」

景光「ははっ！」

伊達「ほどほどになー」

零「たくっ！」


拝啓 兄さん

俺には五人の仲間ができました

バカだったり、口が悪かったりと個性豊かな仲間たちです

だけど全員仲間思いで、いざという時には頼りになる奴らばっかで

俺はそんな仲間が大好きです

いつか兄さんに会えたら、兄さんにも紹介したいです

だから兄さん、少しでもいいから手掛かりをください

俺はここにいるよという手掛かりを


景光「おいてくぞー？」

零「今行く」

そして、離ればなれになっていた空白の時間を

たくさん笑って、たくさん話をして

今迄の時間を二人でうめていきたいです


追記

兄さん、俺が必ず見つけ出すから

待っててください

そしてまた一緒に暮らしましょうね

７、→←５、新一side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す