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7、 ページ10

待たせてしまったかな、そう思いながら新一君が待っているリビングに向かう

パソコンを取りに行くだけなのに昔のことを思い出してしまった

リビングの扉の隙間からチラッと新一君を見る

新一「遅い」

そう言いながら、さっき買ったジュースを飲む新一君

まだ僕に気づいてないのか部屋をきょろきょろしている

すると目が合ってしまった

新一「何してたの?」

『少し家族のことを思い出してしまってね』

新一「家族?」

『そうだよ、僕の家族のこと』

新一「あわないの?」

さっきから質問だらけだ

『両親はもう他界していてね、唯一家族の弟は両親が他界した時に離ればなれになってしまったから』

新一君には少し早い話だったかな

『この話はここまで、本読むんでしょ』

そう言ってパソコンを起動する

しかしいくら待っても返事が返ってこない

『新一君?』

新一「俺が…」

何か言っているけど声が小さすぎてよく聞き取れない

新一「俺が…お兄さんの家族になる!」

『えっ』

えっと、それは

『僕の弟になるってことでいいの…かな?』

新一「えっあっ、うん!!」

『でも、いきなりどうしたの』

急に僕なんかの弟になりたいって

新一「お兄さん、家族の話するとき悲しそうにしてたから、その」

『心配してくれたのか』

10歳に心配させてしまうとは成人男性としてどうなんだ

新一「うっうん(いえるわけねえええええ!!透夜さんの家族がうらやましいなんて!!)」

『ありがとね』

新一「それで、お兄さんのこと兄さんって呼んでも」

『いいよ、それにその喋り方もやめて優作先生に話し掛けるように僕にも話してよ、兄弟なんだしさ』

難しいと思うけど無茶ぶりをしてみる

急に話し方を変えろ何て難しいかな、と改めて思い訂正しようと口を開く

新一「分かった!兄さん!!」

どうやら新一君には難しくなかったらしい

『これからよろしくね、新一』

僕も呼び方を変えてみる

するとみるみるうちに新一の顔が赤くなっていく

これはこれは、零僕たちに可愛い弟が一人増えたよ

『取り敢えず、新一は本読むんでしょ』

新一と呼ぶたびに少し顔を赤くする

その光景を横目で見ながらさっき開いたのに時間が経過してとじてしまったパソコンを起動させ

新一に渡す

するとすぐさま読み始める

それから静かな時間がながれていった

11、→←6、降谷side



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若宮真琴 - 更新頑張ってください!待ってます!!!! (2020年7月4日 8時) (レス) id: f98349de18 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話がとんでいます。 (2020年3月12日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - 素敵な作品ですね!更新頑張ってください!応援してます! (2020年1月25日 16時) (レス) id: 46509c50c0 (このIDを非表示/違反報告)
パヌチラ(達人) - 夢主さんの性格素敵過ぎません??罪深いですねぇー、、これからも更新楽しみに待っています。 (2019年12月23日 0時) (レス) id: 05d444d009 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話がとんでいます。 (2019年11月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神羅 | 作成日時:2019年5月2日 8時

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