番の座狙われてます【呪術廻戦】

5話 ページ6

保健室には先生は居らず、俺と伏黒の二人きり






「ありがとう…ほんと…助かった」





俺はベットに寝かされて、伏黒に上から見つめられていた




「おう……」




しかし、伏黒は一向に教室に戻る気配がない



終いには椅子まで持ってきて俺の枕の近くに座った






「もう少し…居ていいか？…お前といると居心地がいい」








伏黒が珍しく、本音を言うものだから驚き目が開く





すると、その直後ガラッと保健室の扉が開いた






「いい所だった？」





そこに居たのは五条だった




「あ、なんでアンタが」




伏黒も驚き、椅子から立ち上がってしまった




「あんなに目立ってた癖に自覚なしかよ…」



それもそうだ



お姫様抱っこして歩き回ってたら、目立つに決まっている




「なんの用だよ…」







五条に嫌々話しかけると、ズカズカと近づいてきて俺の顔に近づいてきた






「お前、今…そういう時期だろ」






またもや耳元で呟かれ、体がゾワゾワした









「アンタッ…！Aに何したんだ！」





恵の怒鳴る声がきこえ、にやりと笑う五条の顔がみえた






「うっさい…恵は黙ってて…」




五条の鋭い目が伏黒にぶつかる




しかし、伏黒はそれに怯む様子はない



「五条さん…ほんとにどっか行っててくださいよ」

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