番の座狙われてます【呪術廻戦】

6話 ページ7

伏黒の冷たい声が保健室に響く




「わぁ、こえぇ…恵…いい事教えてあげようか」









俺は頭が真っ白になって、伏黒を揺れる瞳でみつめた





「……言わなくていい…俺はAの口から聞くまで、検索はしない」









俺は伏黒に純粋な眼差しで見つめら、ただただ感謝するしかなかった







「あっそ……A…またね」







五条は少しつまらなくなったみたいな顔をしていた保健室を出ていった





「ほんとにあの人何なんだよ」






伏黒はだいぶ、五条に頭にきているのか、五条を貶めるようなことを言う





「じゃあ、俺は教室戻る」






俺は伏黒に手を振って、ぼーっと天井をみた





「五条ってほんと最低｣




俺は1人、保健室で呟いた






そう、1人きりだと思っていたんだが…




「奇遇だ…私もそう思います」








「うぇっ」







奥のカーテンが閉められたベットから声が聞こえてきた


思わず驚き、俺は変な声を出してしまう






「ナナミン？」





「その呼び方辞めてください」



悠仁がつけたあだ名で七海さんを呼んでみた






「七海さんもサボりとかするんだね」






俺は真面目で、大人っぽい七海さんらしくない行動に少し驚く




「ええ、…私は皆さんが思ってるほど真面目じゃないので」

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