だって俺は善良な大人やから/rbr ページ22
あれは忘れもしない、星が綺麗な夜のこと——
って、たった１週間前の金曜日のことやけど。
あの日はたまたま仕事が定時に終わって、んまぁ、デパートなんかをぶらぶらしてたんや。
そしたらたまたま別で呑んでたアイツらから連絡があって。
ちょうど金曜だし、明日の撮影は昼からやし。
酒も飲めるようになったし、でアイツらがおる居酒屋に足を運んだんや。
その前に色々連絡とったり、軽く買い物してたから合流したのは19:00頃やったかな。
着いた頃にはシャオロンとかチーノはもうベロベロになってて。
ほんま酒弱いやっちゃな。
そっから生きてる面子で、下世話なことを話しながらちびちび呑んでたわけよ。
んで21:00くらいかな。
明日撮影やしそろそろ終わるかってなって、ジャン負けで奢ることになってしもうて。
アイツらが酔っとるやつ外に運び出してる間に、ツイてないなーなんて思いながら金払って。
んで外に出て、酔ってる組とそいつらと家が近いやつはエミさんの車に乗って、それ以外は普通に電車で帰ることになったんやな。
俺はシャオロンとかチーノとそんな家近くないから歩くことになって。
鬱先生とゾムと駅まで歩いてたんよ。
そしたら、まぁ、その場のノリで公園に行くことになって。
そんで駅までの道のりにある公園入ったら、奥の方でぎこぎこブランコが動いとるんよな。
それには俺も驚いたし、鬱先生なんかもうビクビクしてて。
ゾムもなんだかんだビビりやし。
比較的落ち着いてた俺が確認することになったんよ。
んで恐る恐るブランコに近づいてくとそこには女の子がおって。
ここで黙ってるのも怪しいやつだし話しかけたんよ。
まぁ、今考えたら話しかけても怪しいやつやけどな。
『…こんばんは、こんな夜までおったら危険やで』
「…」
俺が声かけたことによってアイツらも、幽霊とかじゃないのわかって。
2人ともこっちに向かってきた。
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りんご(プロフ) - ぼうっきれ、とうさん» ぼうっきれ、とう様 コメントありがとうございます。気に入ってもらえたようで何よりです…!ぼうっきれ、とう様の作品もいつも楽しませて頂いています。これからも更新頑張りますので応援していただければと思います！ (2021年9月19日 20時) (
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作者名：りんご | 作成日時：2021年9月17日 14時
